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「労働者の街」で知られる大阪市西成区のあいりん地区(釜ケ崎)で、簡易宿泊所(簡宿)を利用する外国人客が増えている。日雇い労働者が激減するなか、一部の簡宿が外国人旅行者に活路を見いだそうとPRや設備改修に乗り出したためだ。25日から開催中の世界陸上大阪大会が後押しし、格安宿は大にぎわいだ。JR大阪環状線・新今宮駅から100メートルほどの簡宿「ビジネスホテル中央」。世界陸上の観戦に訪れた米国人の弁護士、ジョン・ベナンさん(49)が、ロビー備え付けのパソコンでインターネットを閲覧していた。
3畳の和室で1泊2600円。シャワーとトイレは共同だが、エアコンとテレビと冷蔵庫は部屋に付いている。「値段が手頃で交通の便もいい。申し分ないよ。街の雰囲気はロサンゼルスのダウンタウンに似ているね」 あいりん地区は、建設現場などで日雇いの仕事をしながらアパートや簡宿で寝泊まりする労働者の多い街として知られる。だが、バブル崩壊を機に状況は変わった。